映像&ストーリー 2017-11-06T07:29:24+00:00

1985年…被差別部落が隣接する西成区北部の中学校。人々の差別と偏見、貧困など多くの問題を抱えた環境の中で、生徒たちは荒んだ学校生活を送っていた。
ケンカ、校内暴力、シンナー、売春など生徒たちの素行の乱れに蒲先生(36)ら教師たちは手を焼いていた。

ある日、臨時の保健体育教員として加藤 愛先生(24)が赴任してくるが、校内でも特に厄介な3年生を受け持つことになる。勤務初日は蒲先生に付き添われ意気揚々と生徒たちと対面するが、野球部キャプテンの繁(15)を筆頭にクラスの半数以上の生徒が教壇に背を向けている。
生徒に受け入れてもらえず、日に日に自信を無くしていく加藤先生であったが、蒲先生は「今、子どもらは加藤先生を試しとるんや、ただ教師と生徒の関係ではアカンねん」と諭し、大学時代に活躍した得意の野球で、生徒と向き合うことを勧める。
加藤先生は不安を抱いたまま野球部のコーチに就任することになったが、繁は女の加藤先生に教えを請うことを拒否する。蒲先生は、負けたらコーチとして認めるよう繁に加藤先生との勝負を提案する。
「女に負けるわけないやろ」強気な繁だったが、上手を行く加藤先生の猛打に合い、敗北を認める。それ以来、コーチとして生徒たちと真摯に向き合う加藤先生。生徒たちも何時しか親しみを込め、加藤先生をチャーコと呼ぶようになっていた。

過去に起こした問題により登校拒否になった転校生。
家庭を顧みない母親、酒浸りで在日朝鮮人の父と暮らす女生徒。
出身地を恋人に告白することができない卒業生。
ツッパリながらも服役中の父親に代わって家庭を支える野球部主将。

蒲先生ら教師たちは、それぞれの事情を抱えた生徒たちと正面から向き合い、時には生徒の家庭へ強引に入り込んでまで、彼らの生き方を模索する。
蒲先生は、フラストレーションの溜まった生徒たちを、課外授業と称して自身の故郷へ連れていくことを提案する。